他人の本棚、自分の本棚
きなこさんのブログ『常設展が好き』の本文とまめさんのコメント。
http://doconoko.hateblo.jp/entry/2013/07/21/104836
そして、まめさんの『夏に読みたい100冊』
http://nine-billion.hatenablog.com/entry/2013/07/22/073942
を拝見して、関係あるような無いようなことなのだがそうだよそうだよ!・・と思ったこと。
私は本屋や雑誌のオススメ本は信用ならん、と思っている。
いや、中には信用して買って感動する本もあるかも知れないけど。
まず、ポップに『泣けます!』なんつって書かれているとうんざりするのだ。
泣きたくないぞ。私は。
前にも書いたけど、ビックリ箱を渡されながら『ビックリしますよ。』なんて最初に言われて誰が楽しいのだ、と。
しかし、世の中には敢えて『泣きたい人』がいるんだよな。。
または、『全米が泣いた!』と映画の宣伝で言われて、そうか、じゃあ泣きに行こう!・・という人が。
観に行ったら、確かに私は泣くであろう。
もう涙と鼻水でグチャグチャになって。
ドラえもんの『おばあちゃんの想い出』(うろ覚え)の回でだってグチャグチャになった私だ。
でも、ホレホレ~泣くよ~感動するよ~・・とは言われたくない。
で。
きなこさんが、常設展が好きだと書かれていたことで(美術館ではないけど)私は全く私的な図書館を作りたいと思っている。
思っているだけ^^;
本屋はどんどん売れ筋を置かなきゃ売れないだろうから無理だろうが、図書館の本を自由にレイアウトしてよい、と言われたら(言われるわけないが^^;)絶対やりたい、と思うことがある。
まず、ホラー(怪談)の棚を作る。
( ゚ω゚):;*.’:;ブッ ww
もちろん『新耳袋』などの実話怪談も。
何故分けるかっつーと(誰も聞いてないが)私は一人の著者が書いた本でも全く興味無いものとスゴク興味、というか面白いと思うものの幅が大きいのだからして。
例えば小松左京の『日本沈没』は全く興味無いけどホラー短編集は全く好きである。
それに小池真理子などは、(恋愛小説も好きだったけど)タイトルだけではホラーだとは分かりにくいのだし。
で、それから・・。
コミックエッセイコーナーも充実だ。
益田ミリとかk・m・pとか猫村さん(それタイトル&まるで漫画だっちゅーの^^;)などなど。
で、図鑑コーナー(とにかく図鑑なら何でも)や廃墟本も常設である。
ソレ、自分んちの本棚でやれよ^^;って話だが、金が無いが為、よっぽど欲しいと思わなければ買わないので全部は揃えられない。
で。(話があっちゃこっちゃ飛んでいきますけど)他人の本棚、にとても興味がある。
きなこさんが冷蔵庫を覗かれるような恥ずかしさがある、と書かれていたが、そうなのだ。
冷蔵庫がその家の生活、というか生活感がぎっちり詰まっているとすれば、本棚はその人の人となり、人間性が詰まっている。
まあ、そんな大袈裟でもないかも知れんけど。
金にまかせてキャビアだのドラゴンフルーツだの大して食べもしないのに(知らんけど^^;)何でもかんでも買っている人の冷蔵庫なんぞ見たくない。
泣ける本、感動する本、とポップにあったから、どこぞに載っていたから、とミーハー(古)な気持ちで揃えました、なんつー本棚なんぞ。
これぞ!・・と思う本をお金を払って自分の本棚に並べている人の本棚を見たい、と思う。
ま、人に見せるっつーもんでも無いと思うし、大概は見られたくないと思うけど^^;ま、見ていいよ、と言われたなら。
高校時代に友達の家に行って本棚を見た。
もうぎっしりと!
萩尾望都の漫画・・であった^^;b
で、彼女は、悪いけどこれは触らんでくれ、と言った。
ええと・・別に、私だから、というわけじゃないと思う^^;
大事なのだ。 人には触らせたくないほどに。
そんな大事な本を自分の本棚に並べているって、なんと素敵なことなんだろう、と思った。
何というタイトルか忘れてしまったが、いろんな著名人の本棚だけの写真が載っている本を、前に図書館で借りたことがある。
見知らぬ人はそうでもないけど、自分が好きな人の本棚は興味深かった。
んで、私の本棚はどうなのかっつーことですが。
・・しょぼいラインナップである。((* >ω<)=3プー
しょぼい、って本書いた人に失礼である。
怪談本から廃墟本、またはへんないきものの本などであるよ(笑)
そこから私の人間性を読み取られたら、ちょっと・・引かれるかも^^;
しかしっ!それらはなけなしの金を払って選んで買った、私にとっては宝の本なのだ。
話が図書館に戻りますが。
地元に4つ図書館がある。
で、実は(実は・・ってこともないが)それぞれに、何となく充実しているジャンルがあることを最近発見した。
絵本に力を入れているところや、エッセイ本、または、怪談本が結構あるところも、ある。
『恐怖新聞』(漫画だけど)なんてのが全集あるのを見つけた日にゃー小躍りしてしまった。心の中で。
そうやって、図書館にしろ、個人にしろ、回りの情報などに軽々しく流されずに我が好きな本の道を行く、っつーところに惹かれる。
・・と、話があっちゃこっちゃ飛んでとんだブログになってしまいましたが・・。
ええと・・そんな個性的な感じが、世間を出回っている、お堅いイメージの国語の辞書にまで及んでいる?ことも面白くて好きである。
持っていないので人様が引用した語句だけど。
善処=相手の意向を聞いた上で、公事として処理すること。政治家の用語としては、さし当たってはなんの処置もしないことの表現に用いられる。
(by 新明解国語辞典)
こんなのが載っているのを辞書に発見した日にゃー、やはり小躍りしたくなるのだ。
辞書について、再びまめさんのブログにトラバ返しざます。
『彼女の辞書』
http://nine-billion.hatenablog.com/entry/2013/07/24/070917
彼女・・とは、まめさんの辞書好きなお母様である。
いや~辞書のコレクションって、なかなか面白い方ですな~(`∇´*)
『机上最新辞典』とか『別れの言葉辞典』とか。
個人的に『別れの言葉辞典』、読んでみたいです(笑)
どんなんでしょうか。 涅槃で待つ、とか。そんなことでしょうか 違)