壊れせんべいがすき。

粒焼きからこぼれ落ちた更にどうでもいいような粒つぶ。

こんなことあんなこと。

◆おとといは仕事でヘタこいてしまった。

詳しく言いますと、まだ発酵が十分でなかったパンを焼いてしまい、パンクさせ、売り物にならなくしちまったのだ。

レギュラーのパンならばもうこのぐらいか、と分かるのだが、それは新作のパンだったにも関わらず、発酵のサイズを測らずにこんなもんでいいか、と、焼いてしまった。

あ~あ~・・ せっかちで雑な、私の悪い部分が出てしまった。。

で、パン部門のチーフにくどくどと言われてしまった。

クソッ・・と思った。 自分に。

 

休憩中に、あーあーもう~これこれこうで失敗しちゃってさぁ~と話していたら、ソレを店長が聞いてたらしく

『もう過ぎたことなんだから忘れちゃえばいいじゃん。』

・・・と。

えっ・・・わすれちゃえばいいじゃんて!・・軽っ!^^;

いやいや、私しゃあなたの店に不利益をもたらしたんですのよ?^^;

 

でも、何だかフッっと軽くなった気がした。

この店長でよかった。

そう思った。

 

 

◆ 私は女優なので、だとか、モデルなので、だとか言うのはいい。そういう職業だから。

しかし。

『私はアイドルなので』と言うのはいかんとも許しがたい(笑) 

私が許せないと言ってもしょうがないが。

第三者から、アイドルの○○ちゃんです、などと言われるならまだしも。  自分で言うな!^^;と。

しかし。

元・アイドルっつー肩書き。

自分じゃそうは言わんとは思うけど、ソレは何なのかね?と思う。

ソレ言われて、元アイドルか・・と思わせて、だから何なのだ?と。 

元はアイドルだったかも知れんが、じゃあ今のアナタは何なのだ?と。

 

 

◆長女が幼い頃、私しゃ毎日っちゅーぐらい『これは誰の?』攻撃に遭っていた。

どこに行くんでも行く先々でいちいち聞くのだ。

店の品物は元より、建物とか横断歩道や道端の草に至るまで。

これ誰の?これは誰の?あれは?・・と。

ええぃ!うるせぃー!とにかくアンタのモノじゃないことは確かだ!

・・と何度叫びたいと思ったことか(笑)

しかし、まぁ、辛抱強く、これはお店のモノだよ、とか、この家の人のモノだよ、○○市のだよ、地球のモノだよ(笑)だとか答えていた。でも言葉でイライラが出ていただろうな^^;

一体なんでそんなことを聞いていたのだ?と今聞いても本人はとんと覚えておらず、え~?うざったかったねぇ^^;と、苦笑する。

つまり、あの時は自分のモノか自分のモノじゃないかっつーことをここでハッキリさせときたかったんだろうよ(笑)

 

その質問は大変疲れたし、いい加減解れよ~!とも思ったものだが、しかし。

日々、店に来るガキお子様なんぞ見ていると、それはお前のか!と怒りたくなる。

パンを平気でぐちゃりと触る。肉のパックを上から潰す。

お菓子の袋を破ってその場で食べる。カートをガラガラ押してお年寄りにぶつかりそうになる。

いや、子供、というよりその親だ。

だめよぉ~・・と言うのはまだいい。

『お店の人に怒られるよー!』て。

アンタが怒れ!

この間なぞ、パンを止めるセロハンテープを触ろうとした子供に

若い父が『怪我しちゃうよ。』とだけ。

いやいやいや^^; そういうことじゃないしょ。

大概若い母親や父親にそういうのが多いのだが、この間、ヤンキっーぽい?若い母親がおもちゃ売り場の隅にしゃがみこんで、2歳ぐらいの女の子にとくとくと話していた。

『○○ちゃん、これはお店のものなの。お金を出さないと○○ちゃんのじゃないの。でも、今はお金が無いから買えないの。だから勝手に遊んじゃだめなの』云々みたいなことを解りやすく優しく。

小さな女の子は、うんうん、と小さくうなづいていて可愛かった。

あの頃、私もあんなイライラせんでもっと優しく言えばよかったか?・・と思った^^;

いや、でもあまりにもしつこかったもんで^^;

 

 

 

◆明日は仕事が終わって夜から近所主婦たちと恒例の忘年会である。

毎年のことで、もうかれこれ15回目になる。

お互いの生活に必要以上に立ち入らず、かと言って無関心ではなく、雨が降っては洗濯物を干している家に向かって雨だよ~!と叫び、それこそ味噌借り合う仲である。

そういうつかず離れずの関係が心地良い。

 

ただ、皆働いている主婦なので普段そうそう会うことがない。

7人が集まってじっくりお互いの顔を見て話せるのは、忘年会の時ぐらいである。

歳は、皆、そんなに変わらんから、確実に1年1年老いてきているのを、合わせ鏡のようにお互いの顔に認めざるを得ず(笑)

 

でもこうやって皆、ずっと近所で歳とっていけたらそれもよきかな、とも思う。

親の介護や病気の心配も、皆抱えてはいるけれど。